ワードプレスで人気ブログを作る方法を徹底紹介

最近では起業する方法としてブログを仕事にすることが増えています。たとえばブログでEC事業を立ち上げることもできますし、LINEで集客しながらブログでビジネスをすることも可能です。このような場合は無料のブログではなく自分でブログを立ち上げることが一般的ですが、その際に使われるプラットフォームがワードプレスです。

この記事ではワードプレスでできるブログの始める方法を紹介し、ワードプレスでの書く方法や人気ブログを作る方法を紹介していきます。

ワードプレスとは？

そもそもワードプレスブログとは、ウェブサイトの作成やブログの作成などができるCMS（コンテンツマネジメントシステム）の一つです。CMSと似た言葉にCRMがありますが、これは顧客関係管理という意味で異なるものですので注意してください。

CMSであるワードプレスは無料のソフトウェアで、Web関連の技術や知識がないひとでも簡単にサイト管理やブログ記事の投稿ができることから、世界で広く使われています。

ワードプレスの経緯

ワードプレスの歴史をたどると2003年に始まったオープンソースのブログ投稿管理システムが始まりで、その使いやすさと利便性、汎用性の高さから公式ウェブサイトのWordPress.comによるとWebの37％はワードプレスで構築されているとしています。

これまでウェブサイトを作ろうと思うとコーディングやHTML/CSS、PHPなどの知識や技術が必要でしたが、ワードプレスが登場したことで誰もがウェブサイトを作れる時代となりました。個人のブロガーだけでなく、多くの企業や官公庁でもワードプレスのシステムが採用されていることからもはや基幹システムとなっていると言っても過言ではありません。

ワードプレスブログが人気の理由

ブログやウェブサイトを作るCMSはこれまで数多く存在しました。その中でもワードプレスがブログ機能のあるCMSとして最も人気を獲得できた理由は以下の3点が挙げられます。

上記で説明した通り、ワードプレスはオープンソースのため利用すること自体は無料です。それまでウェブサイトを作ることには多額の費用がかかりましたが、専門的なプログラミング知識がなくても無料でウェブサイトが作れるようになったことからワードプレスブログが人気となり、最大のシェアを占めるようになったとされています。

さらに、プラグインを使った拡張機能も充実しており、これも多くは無料で行えるのが強みです。Joomla！のように他のブログ機能CMSも無料で利用できますが、一部の拡張機能が有料であるなどコストがかかります。

また、ワードプレスはスマホでも使うことができるのも強みです。無料プロバイダーなどでもスマホに対応しているように、最近ではスマホからブログを投稿することが一般的になってきていますので、初心者でもブログデビューしやすくなっていると言えます。これらの理由から、ワードプレスがブログCMSとして人気になったと考えられ、一般的に使われるソフトウェアへと成長しました。

ワードプレスvs無料プロバイダー

ワードプレスでのブログの始め方を調べている方なら直面したことがある問題ですが、無料の外部プロバイダーでブログを作るか、独自にワードプレスでブログを始めるかで迷ったことがある人も多いでしょう。無料の外部プロバイダーはサイバーエイジェントが運営するアメーバブログ（通称アメブロ）やはてなブログ、ライブドアブログ、楽天ブログのようなプラットフォームです。それぞれ一長一短ですので、自分にあったブログの作り方を見つけるようにしてください。

無料プロバイダーのメリット

無料プロバイダーの最大のメリットはコストがかからない点でしょう。サーバーをレンタルする必要はなく、アカウントを作るだけで簡単に始めることができるため、すぐにできるブログの作り方を探している人には向いています。初期費用や維持費などのコストも発生しないため、コスト重視で始めるなら無料プロバイダーのサービスを利用するという選択肢もありです。

ブログのプロバイダーにもよりますが、多くの場合は豊富なテンプレートを用意しているため、好きなデザインを選べばすぐにブログを始められます。デザインに強いこだわりがなければ考える手間が省けるので楽になります。

また、人気のブログサイトになればそのサイトの中でランキングで順位付けされ、上位に上がればそれだけ注目度も上がるため、メディアとしての価値も付加することができる可能性があります。話題となる人気ブログとなれば、ブランド戦略をはじめてみることができ、クライアントから広告案件の依頼などが入るようになればインフルエンサーマーケティングも十分可能になるため、コストは最低限に抑えつつ利益を最大化することができます。

無料プロバイダーのデメリット

デメリットとしてはブログが消えてしまうリスクが常にあることが第一に挙げられます。無料プロバイダーは飽くまで企業が提供する無料サービスのため、その企業がブログサービスを中止してしまえば更新できなくなり、事業から撤退するとブログそのものが消えてしまうリスクがあります。

また、コンテンツによってはそのブログ運営会社の判断が重視されるため、その企業が不適切だと判断すればブログの投稿が消されてしまう可能性もあります。

ブログ運営会社からすると広告が主な収入源となりますので、自分のブログに関係ないディスプレイ広告が掲載される可能性があり、ブログ主ではコントロールできないという欠点もあります。

独自にクライアントを獲得し、成果報酬型広告で儲けようと思ってもブログ運営会社がそれを認めない可能性もあります。事実、アメブロはこれまで成果報酬型広告の掲載を禁止していましたが、最近になって独自の公式サイトを通した広告なら認めるようになりました。それでも外部の広告サイトに比べると選択肢がやや少なめであったり、現金ではなくポイントで支払いされたりするなどの特徴があるため、自由度は低いです。仮に成果報酬型広告やクリック課金型広告を掲載できたとしても最終的な権限はブログ運営会社にあるため、突如ブログが閉鎖されてしまうリスクと隣り合わせなのは大きなデメリットでしょう。

ワードプレスブログのメリット

ワードプレスは責任者がブログ主なので、無料プロバイダーを利用するときのようにブログが勝手に消されてしまったり、閉鎖されてしまったりというリスクがまず起こらないのがメリットに挙げられます。また、ワードプレス自体はオープンソースのため無料で利用できるのも大きな特長です。

ワードプレスでブログを始める際には独自ドメインが使えるため、サイトの信頼性とセキュリティの向上につながります。SSLサーバ証明も取得すればサイトは詐欺のものではないという証明にもなるため、それだけ信頼度が高くなります。

ワードプレスにも無料テンプレートは豊富にあり、自分でも独自にデザインしたりカスタマイズしたりすることができるので、自由度の高いデザイン設定ができるのも特長です。特に自分のブランドマネジメントをするうえでも、ウェブサイトのデザインと操作性はブログとしての生命線でもあるため、妥協なく設計できるのはプロのブロガーにとってありがたいことといえます。

成果報酬型広告やクリック課金型広告も自分が好きなように設定できるため、誰かから禁止されることはありません。収入が発生した場合はすべて自分のものとなるため、少ない起業資金で大きな広告報酬を得ることも可能です。

ワードプレスブログのデメリット

まず最初のデメリットはコストでしょう。上記の通り、ワードプレスの利用自体は無料ですが、ワードプレスでブログを始める際には自分でレンタルサーバーを借りたり、ブログを立ち上げ、ドメインを取得したりなどの費用が発生します。サーバーもレンタルではなく自分で作ることも不可能ではありませんが、かなりの時間と労力がかかりますので一般的にはレンタルサーバーを利用します。

無料プロバイダーなら独自のランキングシステムで無名のブログも上位表示されることで知名度を上げることができますが、独自のワードプレスブログを行う場合は検索エンジンによる評価が最も大事なるため、SEO対策が非常に重要になります。そしてブログを書くこと以外にもキーワードをリサーチしたり、コンテンツマーケティングを行ったりすることで集客力を上げる努力をし続けなければなりません。そのためブログの知識以外のスキルや努力が必要になってきます。

また、ワードプレスは無料のオープンソースとは言っても定期的なシステムアップデートなどがありますので自分で責任を持って対応しなければなりません。データベースもこまめにバックアップをするのは自分の責任ですので、コンテンツのマネジメントをしなければならない手間も増えます。

ワードプレスでブログを作る方法

上記のように、ブログを始める方法は無料ブログプロバイダーを利用するか、自分で有料ブログを始めるかのおおまかに２つの方法がありますが、有料ブログを始める場合多くの人がワードプレスブログを使っているのが現状です。

ここではワードプレスのブログを作る方法についてステップごとに解説していきます。

ステップ１：レンタルサーバーと独自ドメインを取得

前述の通り、ワードプレスの利用自体は無料ですが、ワードプレスをインストールしてもブログをすぐに始めることはできません。というのも、ワードプレスはブログを書くプラットフォームであって、そのブログをインターネット上でホストする場所が必要だからです。

そのため、まずはレンタルサーバーを契約することが必要になります。レンタルサーバーの値段は様々ですが、平均として年間6000円から1万円くらいかかることが多いようです。

その後、住所となるドメインも取得し、絶対必須ではないもののSSLサーバ証明書も得ておく方がよいでしょう。SSL証明書とはそのウェブサイトが詐欺のものではないと実在性を証明してくれるものですので、ECサイトのように自分のブログで商品を販売したいと考えている場合はあったほうがよいとされています。

ステップ２：ワードプレスをインストール

レンタルサーバーなどの準備ができたらワードプレスをインストールしましょう。オープンソースなので無料でソフトをダウンロードすることができます。

ステップ３：ワードプレスにログイン

ワードプレスの管理画面URLにアクセスするとログイン画面が表示されます。これはサーバーを契約した際に入力したユーザーIDかメールアドレスを入力し、パスワードを記入するとログインできるようになります。

ステップ４：ワードプレスのテーマを設定する

自分のワードプレスにログインできたらデザインとなる“テーマ”を設定しましょう。ワードプレスには無料なものから有料のものなどありますので、自分のブログのテーマに適したデザインを選びましょう。

ステップ５：ワードプレスブログで投稿する

ステップ６：ソーシャルメディアなどを統合してマーケティング

ワードプレスでブログを投稿してもいきなりお客さんが定着するとは限りません。記事数が少なかったり、アクセス数が少ない段階だったりすると検索エンジンに高く評価されてもらえず上位表示をされることは難しいです。検索エンジンの運営会社に有料で記事の上位表示を依頼することも可能ですが、コンテンツがまだ少ない起業の準備段階では必ずしも効果があるとはいえません。まずはコンテンツを増やすことに集中しましょう。

また、ソーシャルメディアなどを活用したSNSマーケティングも展開することで自分のブログのプレゼンスを増やすことができます。

ワードプレスのブログを人気にするためには？

ワードプレスでブログを作ることができたら、それを人気にする方法を考えましょう。そもそも『人気』の定義ですが、ページビュー（PV）が多いことを人気とするか、売り上げが高いことを『人気』と考えるかは、そのブログ主の目的次第です。

PVを増やすためには検索される必要があるため、頻繁に使われるキーワードを折り込むことが大事になるでしょう。またTwitterを運用したり、LinkedInを採用してみるなどして自分のブログ投稿の露出を増やすことでPVを増やすことができます。

ただ、PVは必ずしもブログが読まれているというわけではないことも理解しておくことが必要です。ブログを開かれても滞在時間が少なければ、読者はすぐにページから離脱してしまったことを示していますので内容が理解されていない可能性が高いです。

また、高い売り上げのあるブログを作りたい場合、読者の回遊率（ウェブサイト内でユーザーが複数のページを閲覧する割合のこと）やコンバージョン率（ユーザーがどれだけサイトを成果として目的行動をするかを示す指標）を高めるとそれだけ購買のチャンスにつながります。この場合、オウンドメディアでコンバージョンの獲得に繋げることがあります。

まずは自分のウェブサイトの目的を考え、それに適した方法で自分のワードプレスブログを人気にすることを考えてみてください。

ワードプレスのブログ まとめ

この記事ではワードプレスでブログをつくる方法について解説してきました。ワードプレスは無料のオープンリソースなので、誰でも無料で利用することができます。使い方も簡単で、初心者の方でも使えることから世界で最も人気のブログCMSとなっています。

ただ、自分のワードプレスのブログを人気にするためにも、本記事を参考にSEOなどの対策を施して工夫してみるようにしましょう。