スマートフォン一台で撮影し、コンビニで簡単に印刷できる証明写真アプリ。プロのスタジオでの撮影は時間もコストもかかる一方で、手軽に無料で使うことができ、注目を集めています。

しかし、履歴書やパスポート、さらにはマイナンバーや起業する際の公的書類などに使用できるのか。あるいはアプリにデータ保存する危険性はないのかなど、気になる点も多くあるでしょう。

本記事では、おすすめの証明写真アプリや、利用時の注意点について解説します。

証明写真アプリとは

証明写真のロゴ

証明写真アプリは、ユーザーが自身のスマートフォンを使って、証明写真を簡単に撮影・編集できるアプリのことを指します。

従来は証明写真を撮影するためには、プロのスタジオや街中の証明写真機に足を運ぶ必要がありました。しかし、証明写真アプリを使えば自宅でも撮影可能。撮った写真のデータをコンビニで印刷すれば、高品質の証明写真を入手することができます。

さらに、多くの証明写真アプリは無料で基本的な機能を提供しています。追加の有料機能を使えば、さらなるカスタマイズも実現できるでしょう。

証明写真は公的な紙の書類のみならず、TwitterLinkedinといった、仕事に繋がるSNSのプロフィールにも活用可能。そのため、証明写真アプリは今後さらに活躍するシーンが増えてくるはずです。

2023年最高の証明写真アプリ

いつでもどこでも、簡単に作成可能な証明写真アプリを探す人向けに、以下に評価の高い証明写真アプリを掲載します。

  1. 履歴書カメラ – 自然な写りでなめらか印刷可能な証明写真アプリ
  2. 美肌証明写真 – 美肌加工で綺麗な撮影が特徴の証明写真アプリ
  3. Bizi ID コンビニ証明写真 – 全国のコンビニでプリント可能な証明写真アプリ
  4. AI証明写真作成 – 最新AI技術でスーツの合成ができる証明写真アプリ
  5. 証明写真作成アプリ – 初めてでも直感的な操作ができる証明写真アプリ

無料で使えるおすすめの証明写真アプリ

証明写真アプリを検索すると、多くの選択肢が出現するでしょう。ここでは、ユーザーレビューや評価を基に、当サイトで厳選したおすすめの証明写真アプリを紹介。どのアプリも無料で使える機能が多いため、この中から自身のお気に入りアプリを見つけていきましょう。

履歴書カメラ – 自然な写りでなめらか印刷可能な証明写真アプリ
証明写真アプリ「履歴書カメラ」のロゴ

やりすぎない肌補正とクマ消し機能が得意な「履歴書カメラ」。綺麗にこだわりつつも、自然な写りで証明写真を作成したい人におすすめです。また、アプリは求人フリーペーパー「タウンワーク」が監修。履歴書やパスポート、マイナンバーカードに使える証明写真はもちろんのこと、証明写真付きの履歴書として印刷することが可能です。

そして、印刷可能なサイズは3種類。「3.0×4.0cm」「2.4×3.0cm」「3.5×4.5cm」となります。面接の前日や夜間でも自宅で作成して、近くのコンビニですぐに印刷してみましょう。なお、コンビニはセブンイレブンやローソン、ファミリーマートが活用できます。

さらに、清潔感や華やかさをアップさせる「肌補正」、顔の明るさを調整する「くま消し」は無料で利用可能。キレイな証明写真を作成するために、積極的に使用していきたいですね。

加えて、アプリ内ではレンズ位置や目線の位置など、撮影のポイントも解説してくれます。そのため、自撮り撮影でもブレのない撮影が実行できるでしょう。

履歴書カメラ 詳細:

履歴書 マイナンバーカード パスポート iOS対応 Android対応 料金 加工機能
無料

肌補正/くま消し

美肌証明写真 – 美肌加工で綺麗な撮影が特徴の証明写真アプリ
証明写真アプリ「美肌証明写真」のロゴ

「美肌証明写真」は、かんたん操作で無料の美肌補正が行える証明写真アプリです。彩度や明るさも細かく調整でき、好みの色合いをすぐに見つけることができるでしょう。さらに、撮影した背景を除去し、背景色を青やオフホワイト、白に変更することも無料で可能。そのため、自宅や外出先など撮影場所を問わず手軽に背景除去し、証明写真として利用することができます。

加えて、印刷サイズも2.0×2.0cm〜6.0×6.0cmの範囲で自由に設定できます。したがって、履歴書やパスポート、マイナンバーカード用以外にも、自動車運転免許証や実用英語検定用のサイズを指定することも可能です。

なお、「美肌証明写真」ではWEB申請用画像の作成機能も備えています。好みのピクセルに設定して、証明写真を保存してみましょう。

一方で、コンビニで印刷する場合は、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートが利用できます。

美肌証明写真 詳細:

履歴書 マイナンバーカード パスポート iOS対応 Android対応 料金 加工機能
無料 背景変更/美肌補正/
彩度/明るさ

Bizi ID コンビニ証明写真 – 全国のコンビニでプリント可能な証明写真アプリ
証明写真アプリ「Bizi ID コンビニ証明写真」のロゴ

「Bizi ID コンビニ証明写真」は、スマホやデジタルカメラで撮影した証明写真を、全国のローソン、ファミリーマートのマルチコピー機でプリントアウト可能なアプリです。

また、料金は「履歴書用証明写真6枚で200円」であるため、コストパフォーマンスも抜群。24時間、いつでも安く証明写真を作成したい場合は「Bizi ID コンビニ証明写真」を活用しましょう。

加えて、履歴書以外にパスポートやマイナンバーカードなど、あらゆる公的書類向けに自由にサイズをカスタマイズできます。そして、サイズ変更に限らず、美肌補正や傷補正、さらにはぼかしや描画などの加工機能も装備。もちろん、どれも無料で使用することができます。

他にも、ポートレートモードで撮影した写真は、背景を消すことも可能。背景除去後、続けて好みに合わせて背景カラーを選択することができます。

なお、ローソン、ファミリーマートのマルチコピー機でプリントアウト可能です。また、一度撮影した写真は、アプリ内で6か月間保存可能です。そのため、急な焼き直しにも対応できるでしょう。

Bizi ID コンビニ証明写真 詳細:

履歴書 マイナンバーカード パスポート iOS対応 Android対応 料金 加工機能
無料

背景変更/美肌補正/彩度/
明るさ/ぼかし/描画

AI証明写真作成 – 最新AI技術でスーツの合成ができる証明写真アプリ
証明写真アプリ「AI証明写真作成」のロゴ 証明写真を撮るために、「スーツを用意し着替えるのが面倒」と感じる人は多いでしょう。しかし、「AI証明写真作成」を使うとたったワンクリックで、最新のAI技術によりスーツの合成が可能に。さらに、スーツの種類も男性用、女性用にそれぞれ9種類用意されています。

加工機能としては、美顔補正が利用可能。証明写真を自然な美顔に導きます。加えて背景除去も可能で、5種類の背景カラーに置き換えできます。

また、サイズは履歴書やパスポート、マイナンバーカード以外に、資格検定やビザ取得用のサイズに変更できます。用途に合わせて、サイズや色合いをカスタマイズしていきましょう。

ただし、便利な機能が豊富である一方で、写真の保存は有料となります。課金後、全国のローソンもしくはファミリーマートでプリントアウト可能です。

AI証明写真作成 詳細:

履歴書 マイナンバーカード パスポート iOS対応 Android対応 料金 加工機能
一部有料

背景変更/美肌補正/
彩度/明るさ

証明写真作成アプリ – 初めてでも直感的な操作ができる証明写真アプリ
証明写真アプリ「証明写真作成アプリ」のロゴ

証明写真アプリは多彩な加工機能を持つ一方で、初めて触れる人で「種類が多くて、操作が難しい」と感じる人も少なくないでしょう。「証明写真作成アプリ」も、加工機能として背景削除や背景カラーの変更、さらには美肌補正や明るさ、コントラスト調整が可能です。そして、どの機能も指一本で直感的に操作が可能なアプリデザインが施されており、日本語解説も非常に明瞭です。

また、サイズ指定をする際も、どのサイズであれば履歴書やパスポート、マイナンバーカードに利用可能なのか、すぐにわかる説明が記載されています。

加えて、撮影時には頭ガイド線がついているため、顔の位置がズレることなく撮影が可能です。

さらに、セブンイレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップなど全国のコンビニだけでなく、家電量販店に設置されたスマホ対応の印刷サービスでも、証明写真を印刷することができます。

証明写真作成アプリ 詳細:

履歴書 マイナンバーカード パスポート iOS対応 Android対応 料金 加工機能
無料

背景変更/美肌補正/
明るさ/コントラスト

証明写真アプリの危険性は?

証明写真アプリは非常に便利である一方、いくつかのアプリにはマルウェア感染のリスクがあり、スマートフォンのセキュリティを損なう可能性があります。

また、ユーザーのデータはアプリのサーバーに保管されますが、それを起因としてデータ漏洩するリスクも考えられるでしょう。

したがって、ユーザーはこれらの危険性を認識し、安全なアプリ選定を心掛けることが重要となります。

証明写真アプリの加工はバレる?
証明写真の加工

履歴書やパスポート、マイナンバーカード用に加えて、会社設立時や助成金申請時の書類作りなど、あらゆるシーンで必要となる証明写真。しかし「公的な書類に証明写真アプリは使えるの?」「アプリの使用がばれると問題があるのでは?」など、不安に思う人も少なくないのでは。

実は、これらの公的な書類にも、証明写真アプリで撮影した顔写真は使用できます。ただし、それぞれ規格に収まる顔写真を使う必要があります。

履歴書の一般的な規格

  • 紙のエントリーシート場合:縦4.0cm×横3.0cm
  • WEBエントリーの場合:jpegで560×420ピクセルもしくは600×450ピクセル
  • 白、青、グレーの背景色
  • 3ヶ月以内に撮影
  • 正面、無帽

マイナンバーカードの規格

  • 郵送で申請の場合:縦4.5cm×横3.5cm
  • WEB申請の場合:jpegで480~6000ピクセル×480~6000ピクセル
  • 白、青、グレーの背景色
  • 6ヶ月以内に撮影
  • 正面、無帽

パスポートの規格

  • 紙で申請の場合:縦4.5cm×横3.5cm
  • WEBエントリーの場合:jpegで600ピクセル×730ピクセル
  • 白、青、グレーの背景色
  • 6ヶ月以内に撮影
  • 正面、無帽

証明写真アプリのメリット

スタジオでの撮影とは異なり、自身のスマートフォンにて撮影を可能とする証明写真アプリ。ここでは、そのメリットを具体的に紹介していきます。

コスト削減

証明写真がたった一枚だけ欲しい時でも、証明写真スタジオの撮影は費用が発生してしまいます。一方で、証明写真アプリでは費用の大幅削減が可能。多くのアプリが基本機能を無料で提供しているため、証明写真の取得が手頃になります。

時間節約

スマートフォンがあれば、いつでもどこでも証明写真を作成できます。そのため、忙しい日常の合間でも、簡単に証明写真を準備できるでしょう。

自由にカスタマイズ

証明写真アプリには、多彩な編集ツールやフィルターが組み込まれています。そのため、写真の背景変更や明るさ調整など、好みに合わせてカスタマイズ可能です。

デジタルフォーマット化

証明写真アプリを使用して作成した写真は、デジタルフォーマットで保存されます。したがって、写真のデータ管理や、他の媒体への共有をスムーズに行うことができます。

定期的なアップデート

証明写真を撮るならば、写真の質にはこだわりたいですよね、証明写真アプリは定期的にアップデートが実施され、新しい機能や改善が行われます。これにより、ユーザーは常に最新のツールとオプションを利用できます。

証明写真アプリのデメリット

さまざまなメリットがある一方で、アプリならではのデメリットも存在。ここでは、デメリットについても提示します。これらを踏まえて、証明写真アプリを有効活用していきましょう。

画質の性能

編集やフィルターによって、画質を上げることは可能です。しかし、スマートフォンによってカメラの品質に差があり、プロのスタジオで撮影した写真と比べて画質が劣る場合もあります。

有料版の購入

有料版にアップグレードしないと、利用できない機能が存在。これにより、コストが余計に発生するケースもあるでしょう。

技術的なトラブル

証明写真アプリには、バグや技術問題が発生する可能性もあります。そのため、一時的に使用できなくなり、急な撮影に対応できなくなるケースが考えられます。

アプリの互換性

同じ証明写真アプリを使用していても、すべてのスマートフォンやタブレットが完全に互換性があるわけではありません。したがって、一部のデバイスでは正常に動作しない場合があります。

まとめ

証明写真アプリの登場で、スマホ一つで無料かつ手軽にクリエイティブな証明写真が作れるようになりました。

さらに、最近のアプリは多彩な編集オプションやデザインテンプレートを提供。履歴書やパスポートだけでなく、さまざまなオウンドメディアにも使える綺麗な写真を生み出し、自身や自社のブランド価値向上に繋げることもできるでしょう。

今回紹介したおすすめアプリを試すことで、最適な1枚を見つけるための便利さや楽しさを体感してみてください。